なのはSS「クリスマスの風景」
クリスマスなのに何にも書かないのはさすがに不味いか。
とはいえ、職場の方も年末の大掃除とかで体力使ってるから結構しんどいんだよねぇ。
と、いうわけで軽いネタでお茶を濁すことにする(^_^;)
SS仕様書
話数:1話完結
メインキャラ:ユーノ・シャマル
備考: X ではなくて & です。
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今日は12月24日。
日本では知らぬ者のないクリスマス。だがミッドチルダでは大して知名度はないわけで、当然仕事だって普通にある。
もちろん年中無休の管理局も例外ではなく、無限書庫では今夜も司書達が本の荒野で血反吐を吐いていた。
(あ~あ、今日はクリスマスなのになぁ~)
年の瀬が近づくにつれ、あちこちから資料請求の依頼が押し寄せ、司書達は総出で資料をまとめている。
司書長であるユーノも例外ではなく、いくつもの検索魔法を展開し資料を探している。
(いつもなら、今頃は海鳴りでクリスマスパーティーをやってる頃なのになぁ)
JS事件の影響か、この年末は特に資料請求が多く、休暇を取ることはおろか自宅に帰ることすらままならない有様だ。
それに比べて、機動六課はJS事件の事後処理が終わって以来暇をもてあましているらしく、部隊長以下前線メンバー全員が休暇を取って海鳴りへ
戻っているらしい。もちろんヴィヴィオも一緒に。
身内で働いているのは自分だけ。そう思うと一層やるせない気分になってくる。
「シングルベ~ル、シングルベ~ル、本が呼ぶ~、今日は~寂し~いクリスマスぅ~~」
「あの~司書長? なんすか、その歌?」
虚ろな目をして奇妙な歌を呟いている上司に、ある司書が勇気を振り絞って声をかける。
敬愛する上司の勤務時間はすでに徹夜5日目。そろそろ医務室へ強制連行するべきかもしれない。
「うん、あんまり気にしないで。……ちょっと疲れてるだけだから」
ボソボソと生気のない声で言われれば、余計に心配になろうというものだ。
よし、強制連行だ。そう決意した司書が近くにいる同僚とアイコンタクト。タイミングを計って多重バインドで簀巻きにして、後は医務室まで強制
転移で一丁上がり。
頭の中で手順を確認し、いざ行動しようとしたその時……
ピーーーーーッ!!!
甲高いホイッスルの音が書庫中に響き渡った。
「な、何事!?」
「また本が魔物になったのか!?」
「あーとうとう司書長が壊れたとか?」
司書達が音が聞こえた方を見ると、陸士隊の制服の上から白衣を羽織った女性がホイッスルを咥えている。
その手には、なにやら赤いカードが握られている。
「シャマルさん。書庫内ではお静かに願います」
「ユーノ君、副司書長さんに聞きました。また連続で徹夜してるんですって?」
「ちゃんと仮眠は取ってますよ?」
はぁ、とため息を一つ吐くと、両手を腰に当てて『わたし怒ってます』のポーズを取りつつユーノを睨むシャマル。
「ソファーに座って、5分10分目を閉じてるだけなんて仮眠に入りません!」
そう言うと、ユーノの腕を取って書庫の入り口の方へ引きずって行く。
「ちょ、ちょっとシャマルさん! 何を……!」
「医療部権限で今日のお勤めはもう終わり! 明日も出勤禁止です!」
「そ、そんな無茶な……!」
「アルバートさんの許可は貰ってあります!」
「ちょ……! 副司書長ー!?」
呼ばれたアルバート副司書長は (^_^)b とってもいい笑顔で強制連行される上司を見送っていた。
「さ、転送ポートに急ぎますよ」
「へ?」
「海鳴りでみんなが待ってますよ? ヴィヴィオちゃんなんて『パパに会いたいー』って泣いてたんですからね」
「ヴィヴィオが?」
ヴィヴィオと聞いたとたんに父親の顔になるユーノ。
「イヤなんて言いませんよね? ってゆうか言わせませんよ?」
「えっと……ありがとうございます、シャマルさん」
「はい。やっぱりクリスマスは賑やかな方がいいですからね」
そう言うと、二人は転送ポートへ向かって走り出したのだった。
後書き
お読みいただきありがとうございます。
この後書きを書いている時点で時計の表示は23:51
日付が変わる前にアップできるんだろうか? (;一_一)
追記12/31
いつもの仕様書を追加。
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